专利摘要:

公开号:WO1986005672A1
申请号:PCT/JP1986/000149
申请日:1986-03-27
公开日:1986-10-09
发明作者:Toshihiro Asakura
申请人:Toshihiro Asakura;
IPC主号:A47J43-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 酒 類 等 の 均 質 化 装 置 技術分野
[0002] 本発明は、 容器に収められた酒穎等の飲食に供する液体 を均質化するための装置に関するものである。 背景技術
[0003] 飲食に供する液体の代表として例えば酒類は、 醸造酒で あると蒸留酒であるとを問わず、 一般に果実、 穀物等の原 料と、 エ チルア ルコ ール (酒精) と、 水とを主要成分とし て含んでおり、 一部の高級酒を除けば更に種々の添加物が 混入されている。 容器に収められた酒類は、 上記諸成分が きわめて均一に溶解していると考えるのが普通である。 す なわち理論的には純エ チルア ルコ ールは純水中に無限に溶 解する こ とが知られており、 純水と純エチルアルコ ールの それぞれの分子は充分に拡散して均一な溶液となるとされ ている。 また、 メ ーカーにおいても出荷に際しては貯蔵タ ンク内の酒類等を充分に攪拌してからビ ン等の容器につめ ており、 これにより品質の均一性を確保していることも広 く知られている。 そして、 酒類等は出荷された容器内では 諸成分が均一に分布しているという常識に疑いを抱く人は 発明者の知るかぎり、 専門家の間でも皆無であった。 なお 特に高級な酒類にあっては容器を静置すべきこ とが常識と されており、 このことも専門家の上記のごとき認識を裏付 けていると言えよう。 発明の開示
[0004] 本発明は、 上述の常識に反し、 酒類等は容器をよ く振り 容器内で改めて充分に攪拌することによって多く の場合に は味および香りがー層好ましく 、 より美味なものとなると いう、 一見非常識とも思える知見に基いてなされたもので ある。
[0005] 酒類の攪拌により味および香りが変化する原因について 考察するに、 実際の酒類は一部の合成酒を除けば単なる純 水と純ェチルアルコ ールとの溶液ではな く 、 分子レベルで あれ微細な固体レベルであれ醸造過程で生成された不純物 を無数に含んだアルコール溶液として認識すべきものであ る。 和水に用いられる水についても、 単なる蒸溜水より も むしろ無数の不純物が溶解した地下水が珍重されているほ どである。 そして、 酒類における諸成分の比重の相違や、 分子の大きさ、 分子量、 熱運動量等も味覚の相違に関与し ている可能性について更に考案をすすめると、 例えば水の 比重 1 に対してェチルアルコールの比重は約 0. 8 であり、 糖分や酸では比重が 1 を越えていること、 ならびに一般的 な酒類においてはアルコ ール濃度が数%〜数十%程度であ ること等をも考慮に入れるべきとすれば、 分子レベルで水 と結^"できるェチルアルコ ールは量的に自 ら限界がある こ とになる。 したがって、 前述のごと く メ ーカーにおいては 均質状態でビン詰めを行なっているとしても、 酒類等が流 通過程を柽て消費者にとどけられ実際に飲用に供されるま でには一般にかなりの日時が必要とされ、 酒類にとって命 ともいうべき諸成分の物性の差異まで勘案すると、 飲用に 供される時点での酒類は、 成分が容器内で均一に分布して いるものではないと考えるのがむしろ妥当と思われるので ある。
[0006] 発明者は、 上述の知見および推論の客観性を検証するた めに、 先ず各種酒類等について複数の被検者により下記の ごとき実験を行なつた。 実験 I
[0007] 日本酒および乙類焼酎を実験対象とし、 それぞれについ て静置しておいた容器からグラスに静かに注いだサンプル Aと、 容器を充分に振ってからグラ スに注いだサ ンプル B とを別室で用意し、 事情を全く知らされていない 5名の男 性被検者にサンプル A , B間に弯意な差異が認められるか 否か、 並びに差異が認められるとすればサ ンプル A , Bの いずれが好ま しいかについて判定を求めた。 その結果、 被 検者の全員がサ ンプル A , Bについて顕著な差異を認め、 サ ンプル Bを一層好ま しいと評価した。 各被検者の感想を 要約すると、 両サンプルには同質性が強く認められるもの の、 サ ンプル Aではピリ ピリ した刺激的な味と香り とが感 じられ、 これに対してサンプル Bでは味および香りがいず れもマイル ドになっているとのことであった。 なお、 両サ ンプルの差異に関し、 日本酒では製造ロ ッ ト差というより 地元向けと都会向けの差とも思われるこ と、 並びに焼酎に ついては同一銘柄の古酒と新酒との差のごと く感じられる こと等が被検者によって指摘された。 実験 Π
[0008] 3種類のウ ィ スキー、 すなわち国産ウ ィ スキー、 バーボ ンゥ ィ スキーおよびスコ ッチウ ィ スキーを実験対象とし、 それぞれについて静置しておいた容器からグラスに静かに 注いだサ ンプル Aと、 容器を充分振ってからグラスに注い だサンプル β とを別室で用意し、 各ウィスキーについてサ ンプル A , Βはいずれも同一ゥ ィ スキーである旨のみを知 ら'されている男性 6名、 女性 4名よりなる被検者にサンプ ル A , Βのいずれが好ま しいかについて判定を求めた。 そ の結果は第 1表に示すとおりである。
[0009] 第 1 表
[0010] こ の実験の過程では全被検者が、 サ ンプル A , B間の顕著 な差異を認め、 両サンプルは味および香りが明らかに相違 し、 色調においてもサ ンブル Aはサ ンプル Bより少し薄い 旨の指摘がなされた 実験 m
[0011] 次に、 アルコ ール濃度の比較的低いビールおよび国産一 級品の白ワ イ ンを実験対象とし、 ワ イ ン以外の酒類はあま り飲まない 4名の女性被検者の面前で先ず、 静置しておい たビ一ルビンからグラ スに静かに注いだサ ンプル Aと、 ビ 一ルビ ンを充分に振ってからグラスに注いだサンプル B と を用意し、 これらサンプル A > Bのいずれが好ま しいかに ついて判定を求めた。 なお、 サ ンプル Bを用意するにあた つては、 泡が噴出しないようにビ ンを振るのに多少コッを 必要とすることは勿論である。 その锆果、 各被検者はいず れもサプル Bをより好ま しいと判定し、 さ らにサ ンプル B と対比してサ' ンプル Aは若干水っぽく 感じられた旨を一様 に指摘した。
[0012] 次に、 ワ イ ンについて も同様にサ ンプル A , Bを被検者 の面前で用意し、 いずれのサ ンプルがより好ま しいかにつ いて判定う求めたところ、 味および香り ともに容器を振つ てから用意したサ ンプル Bがより好ま しいと全員が判定し た。 香りについてサ ンプル Bでは派手な、 または華やいだ 感じが消え、 落ちついた実体感が生じていることが、 又味 については両サ ンプルの差異が甘味に強く現われ、 サ ンプ ル Bを味わった後ではサ ンプル Aは過剰に甘く感じられる こと等が各被検者によって指摘された。 ' 実験 IV
[0013] 液体調味料として酢および醤油を実験対象とし、 これら 両者につき容器を振らないでそのまま用いるサンプル Aと 使用に先立って容器を充分に振ったサンプル B とを用意し た。 さらに各サンプル A , Bを各種料理の調味料として 10 組の夫婦よりなる被検者による試用に供し、 各被検者にい ずれのサンプルがより好ましいかについて判定を求めた。 その結果、 やはり被検者全員が、 よ く 振ってから使用に供 したサンプル B を調味料として味および香りのいずれにつ いてもより好ま しいと判定した。
[0014] 上述の実験 I 〜 VIにより、 比較試験に供したいずれの酒 類および調味料についても、 容器を振ってから用意したサ ンプル B が味および香り ともより好ま しいことが各被検者 により確認された。 そこで次に前記サ ンプル A , B間の差 異が酒類等の容器内における物性の不均一な分布に現われ るとの着想の下で、 各種の酒類について容器内の比重およ びアルコ ール濃度の分布を測定した。 すなわち、 ほぼ一定 温度 15 'cに保たれた室内において静置された容器につき、 その頂部、 中間部および底部の各近傍を測定部位とし、 各 測定部位においてそれぞれ 40ccのサ ンプル X , , ζ , X 3を ピぺッ 卜で採取した。 次に容器に蓋をし、 その状態で容器 を充分に振って攪拌した後にサ ンプル) ( 4.を同様に採取した, 採取された各サ ンプルをそれぞれメ ス シ リ ンダに移し、 浮 ひ よ う型の比重計および酒精計を用いて比重およびアルコ ール濃度の測定を行った。 さ らに、 測定値についての溫度 補正の要否を判定するため、 メ スシリ ンダに移した各サ ン プル; (,〜 X 4.の温度も併せて測定した。
[0015] 比重およびアルコ ール濃度は、 計量管理協会編、 箕輪善 蔵著、 「密度および濃度」 ( 株式会社コ ロナ社発行) に記 載されている一般的な測定方法に準じて測定を行なった。 ただし、 ビール、 ワ イ ンおよび清酒は、 糖分や酸をかなり 舍有しており、 浮ひ ょ う型の比重計および酒椿計での測定 が不可能であるため、 実際のアルコ ール濃度 (公称値) に 応じて濃度を調整したエチルアルコ ール水溶液をダミ ーと して ビ ンに詰め、 こ のダ ミ ーについ て測定を行なった。 測 定結果は第 2表に示すとおりである。
[0016] なお、 浮ひ ょ う型の比重計お'よび酒精計は、 標準測定温 度 15でにおいて使用する ものであり、 それ以外の温度下で 得られた測定値については一般には温度浦正が必要とされ ている。 しかし、 各サ ンプルの標準温度からの ϋ差は! 1か であり、 捕正値の大きさ も実験目的に鑑みれば無視しう る 程度のオーダであるので、 第 2 表には温度捕正を行なわな い実測値のみを示した。 0SS6.0 X
[0017] % 12
[0018] OIOO'O
[0019] OZL
[0020] Z'9l 0526*0 X
[0021] S*9I £'L2 0SS6.0 ^
[0022] y Λ
[0023] '
[0024] 09S6O
[0025] OfOO'O X - 'X
[0026] 0^9
[0027] L'Vl 9'98 06S6O
[0028] S*9S 0856*0 一 Ψ
[0029] 2' l 6'98 0SS6O
[0030] SL96O X
[0031] % SS
[0032] 0*1 OIOO'O
[0033] QZL
[0034] 08S6*0 X
[0035] 6*ST S1S6*0
[0036] 極
[0037] 0*11 0'9 0AS6"0
[0038] ' 0696*0 X
[0039] ΖΊ SIOO'O
[0040] ΐω008ΐ
[0041] 0'£ΐ S696"0 X
[0042] 9'£J Z' Z 0696.0
[0043] 6'9Ϊ 0896.0
[0044] 0IS6O X
[0045] % O
[0046] SO OIOO'O
[0047] OZL
[0048] O'ST STS6*0 X
[0049] ( 2
[0050] Z' l 8'6S 0IS6*0
[0051] 極
[0052] 0·9Ι O'QV S0S6O
[0053] Λコ。〕 it ^ /s
[0054] 遝 蓽 ^ 簾
[0055] 挲 i 0·9ΐ 08Α6Ό
[0056] %9Τ
[0057] SIOO'O εΧ -'χ
[0058] 1ω008ΐ
[0059] 8' 8'ST S8A6-0
[0060] (- ミ ,
[0061] 6'SI 08i6'0
[0062] Ml
[0063] Z '9l 0 6·0
[0064] 9·π 8086*0
[0065] % ΖΙ
[0066] SOOO'O εΧ 一 1 ) (
[0067] S '91 0Ί86Ό
[0068] (- ミ - )
[0069] 0 '9Ϊ 9'Π 6086-0
[0070] y x
[0071] I 'll 8·Τΐ S086 O
[0072] 0066.0
[0073] % 5
[0074] 0·ϊ .OiOO'O
[0075] 0S9
[0076] 8*91 0 0S66O
[0077] (一
[0078] O 'Ll 0066*0
[0079] 一 Ά
[0080] I 'Ll 0*9 0886*0
[0081] 0TS6"0
[0082] % Of ε·ο 0800*0
[0083] 0 9
[0084] 2'9ΐ 0·0 oes6*o
[0085] 2·9ΐ
[0086] ^
[0087] 8·9Ι 0096*0 'X
[0088] 〔 ¾〕 /
[0089] 遝 鷇 霉 m mt^l00/98df/lDd 多種の酒類について、 同じ銘柄のものを飲み繞けている と味および香りが時によって異なり、 その相違も千差万別 であることはしばしば経験するところである。 その客観的 要因は製品のロ ッ ト差に基く ものであり、 また主観的要因 は体調や心理的状態によるものと従来一般には考えられて いたが、 上述の実験結果からは、 当初はメ 一力一において 均質な状態で容器に詰められた酒類等が流通段階や貯蔵段 階で諸成分の比重および密度等の差に応じて容器内で不均 一に分布するに至り、 これによつて味や香りの相違が生じ ていることが明らかである。
[0090] したがって、 本発明は、 上述の認識に立脚して、 容器内 における酒類等の液体を欽食に供するに先立って改めて均 質化することのできる装置を提供することを目的とし、 こ の目的を達成するために容器内で内容物を簡便に攪拌する 手段を容器に関連させて設ける ことを特徴とする ものであ る。 図 面 の 簡 単 な 説 明 第 図は内容物の成分均質化装置として内面に多数の小 突起を形成した容器の一実施例を示す略線図、
[0091] 第 I B図は第 1 A図の容器の使用状態を説明するための略線 図、
[0092] 第 2図〜第 5図は内部に突起を形成した容器の他の実施 例を示す略線図、 第 6図は容器の内容物の成分均質化装置として容器に装 着可能とした攪拌アタ ッチメ ン トのー実施例を示す略線図. 第 7図〜第 9図は攪拌アタ ッチメ ン トの他の実施例を示 す略線図、
[0093] 第 10図は容器の内容物の成分均質化装置として超音波励 振手段を具える実施例の略線図、
[0094] 第 11図および第 12図は趦音波励振手段を有する他の実施 例の略線図、
[0095] 第 13図は内容物の成分均質化装置としてデカ ンタ内部に 回転羽根を配置した実施例の略線図である。 発 明 を 実 施 す る た め の 最 良 の 形 態 本発明を実施するにあたっては多 く の実施態様が考えら れるが、 以下では図示の代表的実施例について説明する。 第 U図及び第 1 B図は、 洌えばガラス製とする こ とのでき る酒ビン 10の内面に多数の小突起 11を形成し、 ビン 10を傾 けて酒を注出する際にビン 10内で突起 11により酒に乱流を 生じさせて酒を攪拌可能とした実施例を示している。 この 実施例のビン 10は、 醸造メ 一力一において酒のビン詰め用 としてそのまま用いるのが望ま しく 、 前述したごと く メ一 カーで均質状態でビン詰めされ、 貯蔵の間に内部で成分が 不均一に分布するに至つた酒を消費段階において再度均質 化するのに好適である。
[0096] 第 2図に示す実施例は、 例えばウ ィ スキー用のボ トル 20 を透明ガラスにより構成し、 装飾的形態を有する複数の突 起 21をボ ト ル 20の底部内面に設けたものである。 これらの 突起 21は、 ウ イ スキーを注出時により積極的に攪拌可能と するために上方および側方に張出した形状とするのが望ま し く 、 例えば花弁状またはキノ コ状を呈し、 ボ ト ル内の中 央部付近に拡がった形状をもたせることができる。 このよ うな突起 21を設けたボ ト ル 20は、 単に機能的であるのみな らず、 カウ ンター上に置いてながめた場合に視覚的に独得 の趣味感をも換起するものである。
[0097] 第 3図は本発明をデカ ンタに適用した実施例を示してい る。 このデカ ンタ 30は、 容器を十分に振って成分を均質化 させた酒類を収めるものであり 、 内面全体に多数の小突起 31を有し、 重りを兼ねた球面状底部 32を具えている。' した がって、 酒類を収めた状態でカウ ンター上に置き、 興にま かせて頂部を側方に押すことによりデカンタ 30を容易に揺 動させることができるので、 玩具的に揺動させる間に酒類 を小突起 31によつて効果的に攪拌させて均質化をはかるこ とが可能となる。
[0098] 第 4図は金属シー ト材料により構成することができる容 器 40の側壁に多数の半球状の凹凸 41を形成した実施例を示 している。 この容器 40は、 側壁に形成した半球状の凹凸 40 によって内容物を効果的に攪拌できるのみならず、 凹凸の 直径いかんによっては容器の表面積を例えば 70 %以上も增 加させう るので、 冷蔵庫内でより短時間に所要温度まで冷 却することも可能となる。 第 5図は、 やはり金属シー ト材料により構成することの できる容器 50の側壁に多数の波形状を呈する凹凸 51を形成 した実施例を示している。 波形の形状を適宜に定めること により、 容器の表面積を例えば 60 %以上も増加させること ができる。 本実施例により達成される効果は第 4図の実施 例において前述したものと同様であるが、 波形状の凹凸 51 によつて容器 50をべ口ーズとして形成する場合には使用後 に容器をきわめて容易に押しつぶすことができ、 廃棄物と しての容積を大幅に低減しう る付加的な利点も得られる。 第 6図は本発明の他の実施例として容器 60の注ぎ口に対 して着脱可能に装着されるアタ ッチメ ン ト形式の攪拌部材 61を示している。 この攪拌部材 61は容器 60の注ぎ口に莰合 させるプラグ状部分 62と、 このブラグ状部分 62より容器 60 内に垂下させた管状部分 63とを有し、 その眚状部分 63の側 壁には多数の孔 64が形成されている。 管状部分 63の孔 64の 配置密度は、 その長手方向に均一とすることができ、 また 図示のごと く 上方におけるほど直径のより小さな孔を密に 配置する構成としても良い。 容器 60の内容物は、 容器 60を 傾けるこ とにより攪拌部材 61の管状部分 63を経て外部に注 出され、 その間に諸成分が充分に攪拌されて均質化される 第 7図に示す実施例は、 容器の注ぎ口に対して着脱可能 に装着される攪拌ァタ ツチメ ン ト 71として、 注ぎ口に莰合 させるブラグ状部分 72を有し、 その上側にベローズにより 構成しう る手動式空気ポンプ 73を配置したものである。 ポ ンプ 73は逆止弁 74を有する外気吸入口 75を有し、 その吐出 口にはプラグ状部分 72を貫通して容器の下底部近傍まで延 在する管状部分 76を接続する。 管状部分 76の下端にはポン プ 73の吐出する空気を容器の内容物中に等方的に噴出させ るノ ズル 77を設ける。 プラグ状部分 72はその上端から下端 まで延在する環状スペース 78を有し、 このスペース 78を通 して容器の内容物を注出するものである。 ポンプ 73を押込 み、 外気を管状部分 76およびノ ズル 77を経て容器の内容物 中に噴出させることにより、 内容物を注出に先立って充分 に攪拌させて成分を均質化しう ることは言うまでもない。 第 8図に示す実施例は、 容器の注ぎ口に対して着脱可能 に装着されるァタ ツチメ ン ト 81として、 注ぎ口に嵌合させ るプラグ状部分 82を有し、 その上側にハ ン ドル 83を配置し、 ハン ドル 83に固着されナこ ロ ッ ド 84をプラグ状部分 82を貫通 させて容器の下底部付近まで延在させ、 その口 ッ ド 84の下 端に攪拌用の羽根 85を取付けたものである。 口 ッ ド 84はプ ラグ状部分 82の中心部においてハン ドル 83と一体的に回動 しう るように支持する。 羽根 85は、 ロ ッ ド 84に対してヒ ン ジ結合し、 アタ ッチメ ン ト 81の装着に際してはロ ッ ド 84と 重なるごと く畳んで容器内に挿入し、 容器内で自重により または遠心力によつて開く構成とし、 その形状は羽根の回 転時に容器内で内容物に強い乱流を生じさせるように定め るものとする。 なお羽根の材料として形状記憶合金を用い、 羽根を加熱状態で収縮させて容器内に挿入し、 容器内で常 温まで戻つたときに図示のごと く拡開させる構成としても 良い。 この場合、 容器からアタ ッ チメ ン トを取外ずすに際 しては容器内に注湯して羽根を加熱すれば良い。 第 7図の 実施例におけると同様に、 ブラグ状部分 82は内容物の注出 に供する環状スペース 86を有している。
[0099] 第 9図に示す実施例は、 容器の注ぎ口に対して着脱可能 に装着されるァタ ツ チメ ン ト 91として注ぎ口に嵌合させる 本体部分 92を有し、 その内部にモータ 93及び所要に応じて その電源電池 (図示せず) を内蔵し、 モータ 93の出力軸 94 を想像線で示す容器の下底部付近まで延在させ、 その出力 軸 94の下端に攪拌用の羽根 95を取付けたものである。 本体 部分 92に吐出誉 96を設け、 この吐出管をほぼ倒立 L字形状 に形成する。 吐出管 96の略水平な上側部分を本体部分 92の 側面から側方に突出させて配置し、 その遊端を下向きとす る。 吐出管 96の略垂直な部分はモータ 93の出力軸 94と同軸 的に容器の下底部付近まで延在させる。 吐出管 96の垂直部 分内に位置するモータ出力轴 94をねじポ ンプの口 —タ.とし て形成する。 なお、 参考数字 97 , 98は容器内と外気とを連 通させるべ く 本体部分 92に形成した通気孔を示している。 アタ ッチメ ン ト 91を容器に装着し、 図示しないス ィ ツチを 操作してモータ 93を起動させると、 出力軸 94と一体的に羽 根 95が回動し、 内容物を容器内で充分に攪拌させて成分を 均質化させる。 同時に、 ねじポンプのロータとして形成さ れたモータ出力軸 94が容器の内容物を吐出管 96を通して外 部に吐出する。
[0100] 第 10図に示す実施例は、 容器 100 の内容物を超音波振動 させる こ とによって攪拌するよう にしたものであり、 $g音 波発振器 101 と振動子 102 とを内蔵し、 上面に容器 100 を 載置する受台 103 として構成されている。 凳振器 101 の発 振周波数は、 容器の内容物を良好に攪拌しう る適宜の値に 設定する。 容器 100 の内容物が例えば日本酒である場合も あるので、 受台 103 内には加熱ヒーターを内蔵しておく の が望ましい。 なお受台 103 の上面の面積は、 家庭での消費 に供される酒類等を収めた容器のう ち、 市販の最大規格容 量 (例えば 1.8 ί ) のものを載置しう る大きさとすること ができる。
[0101] 第 11図に示す実施例も、 デカ ンタとして形成された容器 110 の内容物を超音波振動させることによって攪拌するも のである。 そのデカ ンタ 110 は二重底構造を有しており、 その底部室内に超音波振動子 111 が収められている。 さら に、 そのデカ ンタ 110 を載置する こ とにより振動子 111 に 接繞される超音波発振器 112 を有する受台 113 を設け、 そ の受台 113 の一側面には電源スィ ツチ 114 および各種調整 ノ ブ 115a, 115b, 115c等を配蘆する。 これらの調整ノ ブ 115a 〜115cにより超音波振動の接続時間、 ならびに受台 113 ま たはデカ ンタ 110 の適宜の箇所に配置される加熱ヒータ (図示せず) の作動時間および加熱温度等を調整可能とす る。 デカ ンタ 110 の容積は、 家庭での消費に供される酒類 等を収めた容器のう ち最大規格容量を有するものの内容物 の全量を収めう るように設定するのが望ましい。 その最大 規格容量より もデカ ンタ 110 の容積が小さい場合、 例えば 半分程度であるときには、 容器を充分に振って内衮物を充 分に攪拌させ、 成分を均質化した上で内容物をデカ ンタ 110 に移すのが望ま しい。 本実施例によれば、 超音波振動子 11 1 がデカ ンタ 110 の底部室内に収められているため、 作動 時に内容物を強力に攪拌しう ることは勿論、 優れた遮音効 果を実現することも可能となる。
[0102] 第 11図の実施例は、 受台 113 を基本ュニ ッ ト とし、 上述 した構成のデカ ンタ 110 以外の各種外部接続ュニッ ト と組 合わせて種々の態様で使用できるものである。 第 12図は、 第 11図に示した受台 113 に接続可能な外部接続ュニッ ト 120 を例示する ものであり、 このュニ ッ ト 120 はマ ドラーと類 似した形状に形成し、 その先端の内部に超音波振動子 (図 示せず) を内蔵する。 この振動子は可撓性を有する接続コ ー ド 121 を介して受台 113 の発振器 112 と接続可能とする。 こ の外部接铙ュニッ ト 120 は、 例えばグラスに注がれたゥ イ スキー等を攪拌させるものである。 所要に応じて 1 つの 受台 113 に対して複数の外部接. ュニ ン ト 120 を接続しう る構成としても良い。
[0103] 第 13図に示す実施例は、 デカ ンタとして形成された容器 130 の底部付近に羽根 131 を回転可能に配置し、 その羽根 131 の回転軸 132 を容器底部を貫通させて底部室内まで下 方に突出させ、 このデカ ンタ 130 に対応して受台 133 にモ ータ 134 および所要に応じて電源電池を内蔵したものであ る。 モータ 134 の出力軸 135 は、 デカ ンタ 130 を受台 133 上に載置したときに羽根の回転軸 132 と結合される構成と する。 デカ ンタ 130 を受台 133 上に載置し、 モータ 134 の 出力軸 135 をデカ ンタ 130 における羽根 131 の回転軸 132 と結合した状態でモータ 134 を起動させると、 羽根 131 が 面動してデカ ンタ 130 の内容物を攪拌する ものである こ と は言うまでもない。
[0104] 上述の実施例はいずれも主として酒類等の容器に本 ¾明 を適用したものであるが、 液体調味料の容器について本発 明を適用し、 調味料を使用に先立って攪拌させる場合にも 味および香りを高めることができることは勿論である。
权利要求:
Claims

1 9
求 の 範 囲
酒類等の、 飲食に供する液体を収める容器と、 この 容器に閔連して設けられ、 前記容器から前記液体を注 出するに先立って前記容器内で前記液体を攪拌させる 攪拌手段とを具えることを特徴とする酒類等の均質化
請求の範囲第 1 項記載の装置において、 前記攪拌手 段が、 前記容器を載置しう る受台に設けられた超音波 発振器と、 該発振器に接続される振動子とを含み、 該 振動子を前記発振器によって励振するこ とにより前記 受台上に載置された容器内の液体を攪拌しう るように 構成されていることを特徴とする均質化装置。 請求の範囲第 2項記載の装置において、 前記容器が 二重底構造を有し、 その底部室内に前記振動子が配置 され、 該振動子は前記容器を前記受台上に載置したと きに前記発振器に接続されることを特徴とする均質化 請求の範囲第 2項記載の装置において、 前記振動子 は前記容器内に浸漬しう る外部接続ュニッ 卜に設けら れ、 かつ可撓性接続コー ドを介して前記発振器に接続 可能であることを特徴とする均質化装置。 請求の範囲第 2項記載の装置において、 前記受台お 'よび前記容器のいずれか一方に加熱ヒータを設けるこ とを特徴とする均質化装置。 . 請求の範囲第 1項記載の装置において、 前記攪拌手 段が、 前記容器の注ぎ口に対して着脱可能に装着され るァタ ツチメ ン トとして形成されていることを特徵と する均質化装置。 . 請求の範囲第 6項記載の装置において、 前記ァタ ッ チメ ン トは、 これを前記容器に装着したときに該容器 の底部付近まで達する長さを有する管状部分を有し、 その管状部分の側壁に多数の孔が形成されており、 該 ' 管状部分を通して前記容器内の液体を外部に注出可能 としたことを特徴とする均質化装置。 . 請求の範囲第 6項記載の装置において、 前記ァタ ッ チメ ン 卜が、 これを前記容器に装着したときに該容器 の底部付近に外気を噴出する端部を有する管状部分、 およびその管状部分の他端部に接続された空気ボンプ を有することを特徴とする均質化装置。 . 請求の範囲第 6項記載の装置において、 前記ァタ ツ チメ ン 卜が、 これを前記容器に装着したときに該容器 の底部付近に位置する回転羽根を有し、 その羽根が外 部操作によつて駆動可能であることを特 ίΐΐとする均質 2 1
化装置。
10. 請求の範囲第 1 項記載の装置において、 前記攪拌-手 段が、 前記容器の内面に形成された複数の突起よりな ることを特徴とする均質化装置。
11 . 請求の範囲第 10項記載の装置において 、 刖記容器が 透明材料よりなり、 前記突起が装飾的形態を有するこ とを特徴とする均質化装置。
12. 請求の範囲第 1項記載の装置において 、 前記攪拌手 段が、 二重底構造を有する前記容器の底部付近に配置 された回転羽根を有し、 この回転羽根の駆動軸が前記 容器の底部室内に突出して配置され、 さ らに、 刖記容 器の受台に配置されたモータを有し、 このモータの出 力軸が前記容器を前記受台上に載置したときに前記回 転羽根の躯動軸と結合されるよう構成されている こ と を特徴とする均質化装置。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
US20200138232A1|2020-05-07|Disposable beverage pod and apparatus for making a beverage
JP5006991B2|2012-08-22|泡の安定化された非発酵のノンアルコールビールテイスト飲料
US8851739B2|2014-10-07|Portable baby bottle blender
US6652134B2|2003-11-25|Portable beverage delivery system
US6220311B1|2001-04-24|Preservation and dispensation by volumetric displacement
US4825665A|1989-05-02|Cooling beverages
US6962432B2|2005-11-08|Machine for mixing and dispensing salad dressings
US6959562B2|2005-11-01|Portable frozen drink machine
US8778436B2|2014-07-15|Apparatus for and product method of making a frozen confectionery
JP6054065B2|2016-12-27|爽快な泡の穀類分解物含有発泡性飲料
US4475448A|1984-10-09|Reactant/gas separation means for beverage carbonation device
US6332706B1|2001-12-25|Method for aerating wine
CA2695190C|2015-06-16|Combined brewing system
US9803163B2|2017-10-31|Systems for carbonating customized beverages
US5575405A|1996-11-19|Post-mix beverage dispenser with an associated simulated visual display of beverage
US4704954A|1987-11-10|Drip coffee maker
CA1216228A|1987-01-06|Beverage carbonation device
ES2382184T3|2012-06-06|Dispositivo y procedimiento para el espumado de un alimento líquido , en particular de leche
US7051648B2|2006-05-30|Device for making beverage
US5085330A|1992-02-04|Drinking bottle attachment
AU615619B2|1991-10-03|Method for producing coffee having a foamed surface
US4466342A|1984-08-21|Carbonation chamber with sparger for beverage carbonation
US5044171A|1991-09-03|Counter with integral carbonated beverage dispenser
US7299743B2|2007-11-27|Aerating decanter with dispensing valve
FI121160B|2010-08-13|Menetelmä hiilihapotetun puolikiinteän lusikoitavan meijerituotteen tuottamiseksi
同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1986-10-09| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): JP KR US |
1986-10-09| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT LU NL SE |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]